竹島悟史 Sound garden vol.1 "Let's!!"
9/27 26:30過ぎ。
リサイタルが終わって、既に24時間以上経ちました。
少〜しずつ気分も落ち着いて来て、余韻は後ろ髪ながらも、身も心も普段の生活のテンションに戻ろうとし始めています。
雨もない、静かな夜です。
終演後から今まで、たくさんの方から嬉しい声をいただきました。
顔文字いっぱいの興奮メールから、厳しい叱咤激励のお言葉。。。
僕が今、嬉しいお言葉も厳しいお言葉も、全てを納得して、真正面から受け取れる、のは、自分が全ての責任をもって、体当たりしたからだと思います。
「音楽」というものには、必ず付随する「楽しむ」という気持ち。
例えば、葬送の曲であっても、それを誰かに伝えるという行為自体には、コミュニケーションという前向きな気持ちが働くわけです。悲しみに200%うちひしがれているとき、それを「音楽で伝えたい」と思った時点で、0.00001%でも、前向きな何か(直接的に「楽しむ」ではなくも)が働いているはずです。
今回いただいたお言葉は、「楽しかった!!」というものが大半でした。
マリンバの超絶技巧がどうだとか、あの楽器の調整が良かったとか、そういうことではなく、2時間半弱のひとときを、無条件に「楽しいな」と感じて過ごしていただけたようです。
本望です。
大学受験の浪人時代に、アルバイトを経験しました。
一つは本屋さん。一つはファーストフード。
音楽大学を受験しようとしている僕にとっては、音楽とそんなに関係の深くない職種です。
この時を思い出しました。
僕は今、音楽家であり、常用語は「音楽」なわけです。
だから、昨日のように、またN響他の普段の活動のように、音楽でもって色々な人たちとコミュニケーションをしています。そして、自分の感情を発信しています。
アルバイトをしていたときも、僕は、その仕事を通して、何か人とコミュニケーションをとろうとしていた気がします。
色んな本の名前を覚えたり、「いらっしゃいませ〜!!」って声を上げたり。
これは、やらなきゃいけないからやるのではなく、やりたいなと思うからこそ、心からやるわけですよね。
やりたいことをやっている、というのが、プロなのかもしれない、と思いました。
上手下手ではなくとも、上手い方がいい。
美味い不味いではなくとも、美味い方がいい。
勝つ負けるではなくとも、勝った方がいい。
お金を稼ぐから、それで食べてるから「プロ」だという見方も、間違いではないかもしれないけど、
僕は、自分のやっていることを自分の言葉として発し、充実したコミュニケーションをとることができることこそ「プロ」という域に達するのではないかと思います。
「プロ」は「ステータス」ではない。
「プロ」というものに関して、色々な見解や考え方があるのは重々承知の上、
自分が、もっともっと色んな音楽を表現する、大きな人間になれるよう、努力します。
この余韻に浸り、記録用に録ったビデオを見ながら色々思いだしたりして、良かった点を見つけ、悪かった点を見つけ、必ずや、これからの自分の人生のガソリンや治療薬にしていこう。
秋の夜長は、まだ続きます。
| 固定リンク
« 終了!! | トップページ | 歳、かなぁ。。。 »


コメント
すばらしいコンサートでした。ありがとう。
音でのコミニケーションは下手な言葉より
ずーと多くの心が伝わるように感じます。
客席との一体感がヒシヒシと伝わって来ました。
継続こそが進歩なり、初心忘れるべからず!です。がんばれ!!(つきなみ?)
投稿: タケキヨアイ | 2006/09/28 13:16
ブログを開くたびに、「行きたかった~~~!」って改めて思います・・・
いつか記録用のビデオを見せてもらいたいです・・・ってあつかましいかしら?!
何かの活動で東北に来る事があったら、是非連絡下さいね。
待ってま~す!
おばさん達にも会いたいです。
投稿: ふみこ | 2006/09/28 14:51
クラシックとは一味違う、何か新感覚の音楽を聞かせて頂きました。本当に充実したひとときをありがとう。普段は音響を・・・とか思って結構後ろの方に座るのですが、演奏者の、リズム奏者の全身で表現する呼吸を聞いてみたいと思い、前から3列目の中央に座ってみました。
静けさの中にもいつもビートがあって、激しさの中にも落ち着きがあって打楽器の楽しさを自分なりに実感しました。終演後楽屋の方に行けなくてごめんなさい。いつかお時間ができましたら色々なお話を聞かせてください。今後の活躍を心から応援します!!
投稿: kumiko | 2006/09/28 16:56